交通事故治療の豆知識（ムチウチ症・むちうちの頭痛を治すには？効果的な治療や通院について）

交通事故治療の豆知識（ムチウチ症・むちうちの頭痛を治すには？効果的な治療や通院について）

交通事故でムチウチ症・むちうちになった時、頭痛が出現することもあります。では、ムチウチ症・むちうちによる頭痛は、どのような対応を行えばいいのか解説していきます。

◯ムチウチ症・むちうちの頭痛について

交通事故による怪我で最も多いのは、ムチウチ症・むちうちです。そもそも「むち打ち症」「むちうち」は、事故の衝撃によって首が鞭のようにしなり、首周辺の関節・筋肉・軟部組織を損傷することで発症します。

むち打ち症・むちうちになった時、以下のような症状に分類しています。

むち打ち症・むちうちの頭痛は様々な症状が出現します。

・むち打ち症、むちうちによる頭痛について

むち打ち症・むちうちによる頭痛は、緊張型頭痛や頚性頭痛と分類されます。以下のような原因が考えられます。
「首の奥には、頚の骨に沿うように、筋肉があります。交通事故で筋が損傷してしまうと、すぐ近くにある自律神経が刺激され、頭痛現れると考えられます。

むち打ち症・むちうちによる頭痛は、頭が絞めつけられる痛みや目の奥の痛み、頭が重いといった症状を感します。むち打ち症・むちうちによる頭痛は、痛み止めの薬が効きづらいことが特徴です。

◯むち打ち症・むちうちの頭痛の治療方法

むち打ち症・むちうちの頭痛を治療する時、以下の通院先から選んで、通うことをおすすめしています。

・病院、整形外科

病院・整形外科は、医師が治療を行い、痛み止めや湿布の処方、レントゲンやMRIなどの検査、手術を受けます。損害賠償の請求に必要な診断書を作成することができます。

・接骨院、整骨院

接骨院、整骨院では、柔道整復師が施術を行います。マッサージや電気療法、牽引などを受けられます。

接骨院、整骨院での施術を受ける場合は、以下の点に注意しています。

むち打ち症・むちうちの受傷直後は、炎症症状が起きていることも考えられます。炎症がおきている時にいきなり手技療法を行うと症状が悪化してしまうことも考えられるので、炎症を抑える機械療法や罨法、刺激の少ない手技療法というような手順で施術することがセオリーです。

まずは無料相談にてに「整骨院で施術を受けていい状態であるか」ということを相談してください。

◯むち打ち症・むちうちの頭痛が緩和されない時

「通院先で治療を受けているのに、症状が緩和されない…。」とお悩みの方もいらっしゃいます。その時は、「2つの通院先を併用」または「通院先の変更」を検討するのもいいです。

・2つの通院先を併用

交通事故治療では、整形外科・病院と整骨院・接骨院の2つの通院先に通うことが可能です。整形外科と整骨院を併用することにより、整形外科と整骨院で異なる治療・施術を受けられそれぞれのメリットがあります。

2つの通院先を併用する時は、保険会社に「整形外科・病院と整骨院・接骨院の2つに通院する」ということを連絡しましょう。保険会社への連絡を行わないと、損害賠償として治療費を請求できなくなってしまうケースがあります。

また、同じ日に整形外科・病院と整骨院・接骨院で治療・施術を受けることはできません。したがって、整形外科と整骨院へ行く日は、それぞれ別日にしましょう。

・通院先の変更

交通事故治療では、正当な理由があれば通院先を変更することができます。転院先を選ぶ場合は、交通事故治療が得意な「整形外科・病院」または「整骨院・接骨院」がおすすめです。

また、通院先を変える時は、必ず保険会社へ連絡しましょう。保険会社への連絡を怠ってしまうと、先程同様、損害賠償として治療費を請求できなくなってしまうケースがあります。

◯むち打ち症・むちうちの頭痛は後遺症になるケースもあります。

むち打ち症・むちうちの頭痛は、後遺症として残ってしまうケースもあります。その時は、後遺障害等級認定を申請します。後遺障害等級認定を申請し、等級が認定された場合、等級に応じた後遺障害慰謝料や逸失利益を受け取ることができます。

後遺障害等級認定は、「事前認定」または「被害者請求」という手続きがあります。事前認定の場合、加害者側の保険会社が、後遺障害等級認定の手続きを進めます。一方、被害者請求は、被害者自身で、後遺障害等級認定の手続きを行います。

◯むち打ち症・むちうちによる頭痛についてのまとめ

むち打ち症・むちうちによる頭痛は、「整形外科・病院・接骨院・整骨院」で治療・施術を行うようにしましょう。また、治療を受けているのに、頭痛の症状が治らない場合は、「2つの通院先を併用する・通院先を変える」ことを検討することも大切です。

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