交通事故治療の豆知識(この頭痛はムチウチが原因か?治療や慰謝料なども解説)

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交通事故豆知識

交通事故治療の豆知識(この頭痛はムチウチが原因か?治療や慰謝料なども解説)

 

交通事故の被害にあってから、頭痛や吐き気で悩まされることもあります。
その頭痛や吐き気は、ムチウチ症・むちうちが原因で出現しているかもしれません。ムチウチ症、むちうちの症状が頭痛として出現することが、予測できない方もいますよね。
今回は、ムチウチ症・むちうちによる頭痛の原因を解説します。交通事故の治療内容や交通事故被害に対する損害賠償についても解説しています。

 

◯ムチウチ症・むちうちが原因で頭痛が起こるのか?

ムチウチ症・むちうちは一度は耳にしたことはありますか?しかし、ムチウチ症やむちうちの症状や原因はご存知でない方もいます。
ムチウチ症、むちうちは、交通事故やスポーツによって、不自然に強い衝撃が首にかかることによって起こります。正式な診断名は「頚椎捻挫」や「外傷性頚部症候群」と言われています。
ムチウチ症・むちうちの中には、症状として頭痛があらわれる場合もあります。ですのでムチウチ症・ムチウチで頭痛が起こる原因や、頭痛以外にあらわれる可能性のある症状を解説します。

・むち打ち症・むちうちで頭痛が起こる原因

交通事故後の頭痛は、頭の片側または両側が、ズキズキと脈打つような片頭痛に似た痛みが出るケースがあります。
頭痛の原因として考えられるのは、むち打ち症・むちうちをきっかけとして自律神経の乱れが起こっている場合です。
この自律神経の乱れは、むち打ち症・むちうちの中ではバレー・ルー症候群に分類されています。バレー・ルー症候群は、自覚症状があらわれるまでに時間がかかります。交通事故発生から数週間後に症状が出てきたという場合もあります。

頭痛以外もあるむち打ち症、むちうちの症状

むち打ち症・むちうちになった時、頭痛以外の症状を併発するケースも見られます。

分類 主な症状
頚椎捻挫型 首周りの痛み
首や背中のコリ
神経根型 首や手足のしびれ・痛み
顔面痛
筋力低下
バレー・ルー症候群 めまい
吐き気
倦怠感
不眠
脊髄損傷型 下肢のしびれ
手足のまひ
知覚障害
歩行障害

 

 

◯むち打ち症・むちうちの治療方法

むち打ち症・むちうちは複数の症状が併発する場合が多く見られます。
症状が1つではない時、どこに通って治療を受けるべきか多くの方が悩みます。
むち打ち症・むちうちの基本的な通院先は、整形外科整骨院となります。

・病院、整形外科への通院

病院、整形外科では、医師による診断や治療を受けます。
また、損害賠償を請求する際に必要な診断書の発行ができるのは病院のみです。交通事故にあった後、最初に病院・整形外科を受診しましょう。医師による検査を受けて、怪我が交通事故によるものだという証明をしておけば、加害者側とも揉めずに示談成立まで行えます。

病院・整形外科の主な治療内容は以下。

画像検査 レントゲンやMRIを使った検査を行う
ブロック注射 神経やその周辺に局所麻酔を打ち、痛みを緩和する
リハビリ 理学療法士によるリハビリが受けられる整形外科もある
薬の処方 湿布や痛み止めなど、薬の処方

 

 

・整骨院、接骨院の通院

接骨院・整骨院は、柔道整復師による施術を受けることができます。
整骨院で受けられる施術内容を以下の通り。

手技療法 マッサージによって筋肉をほぐしていく
物理療法 効果的な電気や超音波を使って症状を緩和させる
運動療法 ストレッチや筋力トレーニングを行う
鍼灸 鍼灸師による鍼灸の施術が受けることができる院もある

整骨院・接骨院は、夜遅い時間や休日も受付しているところが多く見られます。
お仕事が忙しくて、なかなか頻繁に通院ができないと感じている方でも、安心して通院を続けられます。予約制の院もありますので、少ない待ち時間で施術を受けることがあります。
そして、病院・整形外科と整骨院を併用することが可能となります。整骨院中心の通院になったとしても、定期的に整形外科でも診察を受けることが必要です。

 

・むち打ち症、むちうちの一般的な治療期間について

むち打ち症・むちうちの治療期間は、一般的に3ヶ月〜6ヶ月といわれています。症状の重さには個人差がありますので、一概に3ヶ月で治るとは言い切ることはできません。
しかし、治療中にもかかわらず相手側の保険会社が、治療費の打ち切りを持ち掛けてくることもあります。これを了承してしまうと、打ち切り以降の治療費は自己負担となります。
まだ症状があり通院を続けたい場合は、医師に相談して治療の必要性を保険会社の担当者に伝えてもらう必要があります。
また、ある程度治療を続けても完治しない場合、医師から症状固定の診断を受ける場合もあります。

 

 

◯症状固定になったら後遺障害等級認定をうけましょう。

医師から症状固定に診断を受けた時点で残っている症状を、後遺障害として申請することで、後遺障害等級認定を受けることができます。

・交通事故での後遺障害等級認定のメリット

交通事故後、後遺障害等級認定を受けることで、新たに以下の2種類の損害賠償ができます

後遺障害慰謝料
後遺障害によって受けた精神的損害を補償

逸失利益
後遺障害を負わなければ、得られたであろう収入

そのほかに請求できる損害賠償

後遺障害慰謝料と逸失利益以外に、加害者側に請求できる損害賠償の代表例です。

・治療費、通院交通費、入院雑費、休業損害、入通院慰謝料

 

後遺障害等級認定の申請方法は被害者請求が理想的

後遺障害等級認定の申請方法は、事前認定被害者請求の2種類です。
事前認定は、後遺障害診断書を加害者側の任意保険会社に提出するだけで、他の手続は保険会社が行います。しかし、どんな書類を提出したかこちらはわからないので、書類不足で十分な等級が認定されない可能性も考えられますし、治療の途中なのでどんな後遺症が残るのかその時点で決定することはオススメできません。
被害者請求は、自分ですべての書類を揃えます。準備する書類に関しては自身の判断ができるため、必要に応じて書類を増やしたり、減らしたりします。被害者請求のほうが、被害者様が納得のいく結果を得られる可能性があります。

 

◯交通事故後の頭痛の対応まとめ

交通事故後の頭痛は、むち打ち症・むちうちの症状である場合が多いです。頭痛は、自律神経の乱れによって起こっているケースが考えられ、頭痛の他にもめまいや吐き気などを併発します。
むち打ち症・むちうちの通院先は、病院・整形外科と整骨院・接骨院の2つが基本で、併用して効果的な治療を受けることができます。
十分な損害賠償金を受け取るためにも、診察・通院を怠らずにしっかり治療を受けて完治を目指しましょう。

 

※24時間公式ラインにて無料相談受付中

 

 

 

 

 

 

著者 Writer

著者画像
院長:原 文四郎(はら ぶんしろう)
出身地:静岡県伊豆の国市生まれ
家族構成:妻と息子2人の4人家族
保有資格:柔道整復師・健康運動実践指導者・社会福祉主事・柔道整復師臨床実習施設指導者・日本柔整外傷協会所属・ハワイ大学人体解剖実習プログラム受講(3回)
今後の目標:世界各地を見て回り、文化に触れること
コメント:座右の銘は「時間と命は有限である。だから今何をするのか?」です。
限りある時間をどのように過ごしていくのかを大切にしています。健康で楽しい生活を送るお手伝いをします。
 

当院のご紹介 About us

院名:チガサキ整骨院
住所〒253-0043 神奈川県茅ヶ崎市元町9-27元町ハウス102号室
最寄:茅ヶ崎駅 北口 徒歩4分
駐車場:駐輪場あり 茅ヶ崎駅周辺コインパーキング、近隣コインパーキングをご利用ください。
                                 
受付時間
10:00〜
13:00
10:00~
15:00
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定休日:日曜、祝祭日、水曜日 予約制(直前の予約も可能) 時間外は要相談・要予約

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