『正しい姿勢と正しくない姿勢はご存知ですか？』

『正しい姿勢と正しくない姿勢』

目次

➀ 正しい姿勢とは？

➁ 正しくない姿勢とは？

➂ 正しい姿勢のメリットと正しくない姿勢のデメリット

➃ 正しい姿勢をし続けないといけない？正しくない姿勢をしてはいけない？

➄ 正しい姿勢と正しくない姿勢のまとめ

➀ 正しい姿勢とは？

普段生活をしている中で様々な姿勢をとっていますが、正しい姿勢がどの様な姿勢かと言うと、これは動いていない状態で評価をします。

立位姿勢と座位姿勢。それぞれの正しい姿勢をお伝えします。

１：立った時（立位）の正しい姿勢

横から見た時

・耳の穴

・肩の中央

・くるぶし

を結んだ線が『一直線』になるのが立位での正しい姿勢。

また、注意点としては

・顎を上げない

・肩の力を抜き、左右の肩の高さを揃える

・おへその辺りに軽く力を入れ、お腹を引っ込める

・お尻の穴に軽く力を入れ、お尻を引き締める

２：座った時（座位）の正しい姿勢

横から見た時

・耳の穴の少し後ろ

・肩の中央

・坐骨

を結んだ線が『一直線』になるのが座位での正しい姿勢。

➁ 正しくない姿勢とは？

では反対に正しくない姿勢とはどの様な姿勢かと言うと、こちらも正しい姿勢と同じ様に動いていない状態で評価をします。

正しくない姿勢の代表例

１：猫背

横から見た時に背中が丸まった姿勢。

膝は曲がり、骨盤は後傾し、身体の筋肉の柔軟性が低下。

２：フォワードヘッド

頭が前方へ行き、顎が上がっている姿勢。

猫背と合わせた『首猫背姿勢』が最も悪影響です。

３：スウェイバック

骨盤が後傾している姿勢。

腹筋が低下した人や肥満体型の人に多い姿勢。

４：反り腰

骨盤が過度に前傾している姿勢。

胸は極度に張り、太ももの柔軟性が低下。

ウェイトトレーニングを行っている人に多い姿勢。

➂ 正しい姿勢のメリットと正しくない姿勢のデメリット

正しい姿勢と正しくない姿勢をお伝えしましたが、これを身体全体で捉えるとどの様なメリット、デメリットをあげていきます。

１：正しい姿勢のメリット

・インナーマッスルに刺激が入る

・疲れにくくなる

・血液の循環が良くなる

・基礎代謝が上がる

・呼吸が深くなる

・脳に酸素が届く

・スポーツのパフォーマンスに好影響

２：正しくない姿勢のデメリット

・アウターマッスルを過度に使用する

・疲れやすくなる

・血液の循環が悪くなり、冷えやすい

・基礎代謝が下がり、太りやすい

・呼吸が浅い

・脳への酸素が不十分になり、集中量が低下

・スポーツのパフォーマンスに悪影響を与え、ケガのリスクが高くなる

この内容だけを見ても正しい姿勢にメリットが、逆に正しくない姿勢にデメリットが多いというのは間違いなく、また姿勢が身体に及ぼす影響はかなり大きいです。

➃ 正しい姿勢をし続けないといけない？正しくない姿勢をしてはいけない？

ではメリットの多い正しい姿勢をし続けないといけないのか。逆にデメリットだらけの悪い姿勢をしてはいけないのか。と言うとこれはその様な事ではありません。

普段の生活の中では様々な姿勢をとっており、この中で正しい姿勢と正しくない姿勢の両方を繰り返しながら生活をしています。そしてその中には正しくない姿勢だからこそ行えるものもあります。

正しい姿勢のみ維持して正しくない姿勢が取れない様になってしまっては、生活をしていく上で逆に身体の負担が増してしまうことがあります。

また正しい姿勢や正しくない姿勢は動かない状態で評価をしていますので、普段の生活で動かない良い姿勢を維持し続けるという事はまず不可能と言えるかと思います。

普段の生活は正しい姿勢と正しくない姿勢の繰り返しです。問題となるのはどちらかに偏った時に起こります。

正しくない姿勢が一概に悪いという訳ではなく、どの様な姿勢も取れる身体の柔軟性や動かし方が出来て、その上で動かないでいる時に良い姿勢を心掛けるということです。

➄ 正しい姿勢と正しくない姿勢のまとめ

・正しい姿勢は上記参照。

・正しくない姿勢は代表的は４つ。

猫背、フォワードヘッド、スウェイバック、反り腰。

・正しい姿勢は身体全体へのメリットが多い。

・正しくない姿勢は身体全体へのデメリットが多い。

・正しい姿勢でし続ける事が良い訳では無い。

・生活の中では正しい姿勢も正しくない姿勢もある。

・両方の姿勢を楽に取れる事が大事。

・動かないでいる時はなるべく正しい姿勢を心掛けると消耗が少ない体になる。