食事中の悪い姿勢と身体への影響
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食事中の悪い姿勢と身体への影響
目次
➀ 食事中の悪い姿勢が身体に及ぼす影響
➁ 姿勢だけでなく椅子も大切
③ 子供は大人用の椅子ではなく体に合わせた椅子を選ぶ
➃ 食事中の悪い姿勢が身体に及ぼす影響のまとめ
➀ 食事中の悪い姿勢が身体に及ぼす影響
悪い姿勢を長く続けると呼吸機能や集中力、スポーツ能力の低下など悪い影響が起きやすくなってしまいます。それは食事中の姿勢についても同じです。
悪い姿勢、特に顎出し猫背の姿勢で食事を摂ると内臓の動きが悪くなり、食べ物の消化が上手くできなくなります。
また消化が上手く進まないだけでなく、姿勢により内臓を圧迫する為、食べてもすぐにお腹が苦しくなってしまう可能性があります。
➁ 姿勢だけでなく椅子も大切
悪い姿勢は消化に大きな影響を与えますが、姿勢だけ気を付けていればよいかというとそうではありません。
姿勢と同じぐらいに重要となるのが椅子の高さ。
食事中に足が地面から浮いていると(ブラブラした状態)、顎に力が入らなくなり、噛む力(咬合力)が約15%も落ちてしまうと言われています。(お子様はもちろん、おしゃれな足の長い椅子での食事は体には負担なんです)
噛む力が落ちると、お子様でしたらの顎の発達が不十分となり、不十分なスペースに永久歯が無理に生えてくるため歯並びにも影響が出る可能性があります。
また足が地面から浮いた状態はとても不安定なため身体を安定して支える事が難しく、子供は背もたれにもたれて安定感を作ろうとしてしまいます。そうすると自然と猫背の姿勢となり、そのままの姿勢で食事をすると顎出し猫背の姿勢での食事となります。
③ 子供は大人用の椅子ではなく体に合わせた椅子を選ぶ
子供に合わない椅子を使う事で様々な影響が出ますがこれを予防する方法はとても簡単です。椅子を子供に合わせる、もしくは子供用の椅子を用意する。
子供に大人用の椅子をそのまま使うという事だけは体に合わないということはわかりますね。合わないものを使う事で子供は悪い姿勢にしかなれないんです。
どのような椅子が良いかというよりは大事なポイントをクリアしている椅子、もしくは子供用に合わせてあげる事が良い椅子の条件です。
子供の椅子を選ぶポイント集
・足がしっかりと床に着く。もしくは足台を用意。
・テーブルの高さに対して椅子の高さの調節をする。
・お尻が滑らない素材。
・背もたれがある。
・座面の端が固くない(痛く無い)。
この中で特に重要となってくるのは、高さの調節が出来る事と座面の端が痛くない事になります。背もたれの無い椅子は余り見かけないですし、その他は工夫できます。
子供の椅子を選ぶ時には、高さ調節が可能で、座面の端が固くない(痛く無い)椅子を選ぶといいですね。

➃ 食事中の悪い姿勢が身体に及ぼす影響のまとめ
・食事中の姿勢が悪いと消化に影響。
・腹痛も起こしやすい。
・姿勢も大事だけど椅子を調節してあげる事。
・椅子選びのポイントは上記参照。
・大人用の椅子を無理矢理使う事はNG。