交通事故の豆知識（車両保険について）

交通事故の豆知識（車両保険について）

「車両保険」とは、交通事故やトラブルにより損傷した自身の車両を補償する保険になります。

自損事故やいたずらなど、幅広い事故やトラブルに対応。

対象となる主なケースは以下のとおり。

・車やバイク、自転車との事故における、自身の車両の補償

＊相手方の車両や自転車、バイクなどの損傷は、対物保険で補償

・自身の車が盗難に遭った時

・火災や爆発事故に巻き込まれた時の、自身の車両

・台風や竜巻、洪水、高潮など自然災害における、自身の車両の

・落書きなどのいたずら被害における、自身の車両

・飛び石などの飛来物や落下物における、自身の車両

・電柱やガードレールに衝突するなど自損事故における、自身の車両

＊電柱やガードレールの損傷は、対物保険で補償

・崖や田んぼなどに転落や転覆した時の、自身の車両

＊崖や田んぼに損傷があった場合は、対物保険で補償

・あて逃げなどで加害者が分からない場合の、自身の車両

＊加害者が判明した場合は、基本的に相手方の保険で補償

一般的に車両保険では、地震、噴火、津波による損害は補償されないため、該当する特約に別途加入が必要です。

保険会社によっては、保険金を抑えることを目的に、賠償範囲を狭くしたり、免責額を設ける特約があります。

また、免責額を設定した場合は、補償額から免責額（自己負担額）を差し引いた金額が支払い賠償額です。

車両保険は、上記のような様々なケースで適用される保険ですが、使用する時は考えることがあります。

通常、車両の修理費用に保険を使う場合、次回保険更新時に等級が上がり、保険料が引き上がります。

例えば、修理費用が少額である場合などは、次回更新時に上がる保険金額の差額より、修理費用が下回る場合もあり、そのようなケースでは保険を使わず自己負担する方が得です。

このようなケースでは、保険を使用するかどうかについては、保険会社の担当者とよく相談するのが良いです。

＊契約の補償内容や条件においては、保険会社によって異なるので、詳しくはご加入の保険証券をご確認ください。