交通事故の必読したい知識　交通事故の示談までのプロセス

交通事故の必読したい知識　交通事故の示談までのプロセス

交通事故の示談までのプロセス

1）必要な書類を収集し、損害賠償額を計算。
2）示談金を加害者側保険会社に請求。
3）保険会社と本人と示談金の交渉。
4）示談交渉が成立した場合、示談書を作成し損害賠償を回収。示談が不成立の場合は、裁判所の手続へ。

実際は、損害賠償額の算定は保険会社が行い提示されることが多いです。提示された損害賠償額が妥当かどうか、素人には判断が難しいです。後悔しない示談を成立させるには、弁護士などの専門家に相談するのがいいですね。

弁護士に依頼するメリットとデメリットまとめ

交通事故の示談で保険会社から提示される金額は、裁判所で認められる損害賠償額より低い場合が多いです。
被害者に不利な示談提示を受けた場合、弁護士が介入することにより正当な示談金を受け取れる可能性があること大きなメリットとなります。

示談金に関わる過失割合に関して、加害者側の優位に設定されるケースが多く、申し出により変更できる場合があります。

交通事故の後遺障害等級認定について、適正な認定を受ける専門的な手続きや「非該当」となった後の異議申し立ての手続きについても優位に行えます。

デメリットとしては、弁護士費用です。費用の設定はいろいろですが、示談金の10％〜20％くらいの成果報酬が目安です。（弁護士費用特約などがあれば費用は補償されます。怪我の保険、火災保険、賃貸の保険に特約として付帯している場合が多いのでご自身の保険証券をご参照ください。）

交通事故の専門家は、弁護士と行政書士がいます。

示談金の請求や、示談交渉、訴訟などに関しては弁護士が専門分野、後遺障害等級認定の手続きや、後遺障害等級認定における異議申し立てに関しては、弁護士と行政書士が行います。

後遺症を伴わない、治療費・休業補償・逸失利益の賠償など、比較的短期間で賠償額も少額のケースであれば、自分で知識を蓄え交渉することも可能。

しかし、後遺障害に関わるレベルの示談交渉ですと、弁護士など専門家の力を借りることが、納得のいく結果につながる場合があります。

金銭的な面だけでなく、精神・体力面でのサポートも大きなメリットで、「不安や面倒から解放されたのが何よりうれしかった」という人が多くいます。

余計なストレスを回避し安心して治療に専念できることが、最大のメリットとなります。