オスグッドシュラッター病(成長痛、膝の痛み)の原因と解消方法
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膝の怪我と痛み
オスグッドシュラッター病について
はじめに、
オスグッド(成長痛)は改善しないとあきらめていませんか?
治し方はないと言われて諦めていませんか?
お子様のオスグッドにお悩みの方、チガサキ整骨院にお任せください。
①オスグッド病について
スポーツでジャンプや屈伸を行うことにより、大きな衝撃が膝付近に生じ、脛骨粗面付近に炎症が生じます。
脛骨粗面に存在する骨端核に牽引力がかかることに起因する。このため10 – 15歳の活発な男子に多く発生し、運動時に症状が強く現れます。膝の伸展は大腿四頭筋から膝蓋骨、膝蓋靭帯・膝蓋腱、脛骨粗面へとつながる。スポーツ選手では膝伸展の反復により、これらの部分に牽引力が働き、膝蓋骨遠位端、膝蓋靭帯、脛骨粗面が弱点となり、ジャンパー膝、シンディングラーセン・ヨハンソン病などのように痛みが起こる頻度が高くなります。
レントゲンでも骨端核の様々な乱れや遊離骨片の発生などが認められることがある。発症者としては外見からはあまり痛くなさそうでも本人からすればかなり痛いのにわかってもらえないのも発症者のネックになることが多いこともあるので症状、機能的な身体検査、メンタルサポートが必要となります。
痛みで悩むこともありますが、筋力が強く体がついていけない状態でもあるので痛みが出たことよりも自分の能力にフォーカスすることも重要となります。
発症には脛骨粗面の発育過程が大きく関与。脛骨の骨化過程は、脛骨骨端部が前方へ発達し、脛骨粗面部の二次性骨化核が出現、脛骨近位の骨端核と癒合して舌状突起を形成、その後両骨端核が癒合して骨化が完成。
脛骨粗面部の発育過程は4期に分類。
- The cartilaginous stage:骨化核の出現前(10才前)
- The apophyseal stage:舌状部に骨化核が出現する時期(10~11才)
- The epiphyseal stage:脛骨結節の骨化が脛骨骨端に癒合しているが、脛骨結節の表層は軟骨で覆われる(13~15才)
- The bony stage:骨端線閉鎖(18才)
②オスグッドの症状
◻️ 膝のお皿の下の痛みがある
◻️ 膝が痛くて歩くことができない
◻️ 膝が痛くて走ることができない
◻️ 膝が痛くてしゃがむことができない
◻️ 膝が痛くて練習を休まざるを得ない
◻️ 数ヶ月膝の痛みが続き、繰り返す
◻️ 膝の痛みをわかってもらえないことがある
◻️ いつまで安静にするのかわからず不安になる
◻️ アイシングをしても繰り返す
◻️ ストレッチをしても繰り返す
◻️ 整体や歪みの施術を受けても良くならないことがある
◻️ 骨盤の歪みを施術しても良くならないことがある
◻️ マッサージをしても良くならないことがある
◻️ リハビリをしても良くならない
◻️ 筋トレをしても良くならない
◻️ 成長期が終わるまで良くならないと言われ運動は諦めている
◻️ 膝の痛みでレギュラーから外されそう
◻️ 膝の痛みで大事な試合に出場することができない
◻️ 膝の痛みでジャンプをすることができない
③オスグッドの原因
成長期は急激に身長が増加して骨も急成長を遂げますが、筋や腱などの軟部組織は同じようには成長せず、結果的に硬い身体になりがちです。柔軟性を向上させないままスポーツ活動を行うとオスグッドになる確率が高くなります。
オスグッドの原因の中でオーバーユーズがあります。オーバーユーズには何種類か分類が必要です。
・成長期の体の知識不足
・過度な活動時間(年間、月間、週間スケジュールの組み立て)
・過度な活動頻度(年間、月間、週間スケジュールの組み立て)
・過度な活動強度(年齢に合わせた運動能力の獲得とスポーツ特性別のトレーニング)
・身体機能の低下、または低いままでのオーバートレーニング
・休息不足(睡眠、栄養、ケア、レギュラーの関係上練習を休めない。など)
というように休息とトレーニングのバランスが崩れた状態に多く見られます。
まとめると
○練習内容
○練習頻度
○身体機能の低下
○修復不足
となります。
Aが正常 Bは異常
膝が足の中心から内側へ移動しているのは異常
最後に患部の病態の把握です。
炎症期〜修復期〜回復期〜リハビリ〜トレーニング
正常なサイクルが崩れて修復期⇄炎症期を繰り返している可能性があります。
こちらは患部の検査と問診で判断します。
④オスグッドの当院の対応方法
オスグッドの治療方法には、保存療法と手術療法があります。
オスグッドでは、症状出現・即手術となるケースはほぼ無く、まずは保存療法により観察を始めます。
【一般的な保存療法】
まずは安静にし、練習後のアイシング等で痛みの軽減を図り、練習量の見直しや環境の見直しを行います。病院では痛み止めの注射や処方を行います。
スポーツシーンではシューズ交換も検討し、インソール(足底板)やテーピングによる患部の負担軽減を行います。
脛骨粗面(痛みのある場所)の熱感が落ち着いたら(急性期を過ぎた状態)、脛骨粗面を牽引し痛みを誘発する原因となっている大腿四頭筋のマッサージ、ストレッチを行い筋肉の柔軟性を高めます。
偏平足(アーチ低下)、回内足による脛骨粗面の負担軽減の為に、後脛骨筋と足裏の筋力トレーニング(エクササイズ)を行いアーチの形成、強化を図ると同時に体幹の改善も必要になります。
通常であれば3~4ヵ月で痛みが落ち着きますが、それでもなかなか症状が改善しない場合や、日常生活にも支障が出現する場合、痛みや腫脹がかなり強い場合、剥離骨片が存在する場合に手術療法の対象です。
【当院の対応方法】
成長期特有で再発しやすく、治療期間が長期化してしまう事が多く、スポーツの完全復帰までに時間がかかり易いのがオスグッドです。痛みのためにスポーツを辞めてしまう方も多く見られます。
その為当院では患者様のニーズを聴取し、可能な限りの早期復帰を目指していく事を第一に施術プランの作成をしていきます。
また外的な要因を解決していく事は重要ですが、機能的な要因、内的な要因を解決していく事もそれ以上に重要と考えております。施術と並行し身体の機能改善にも取り組み、競技復帰後は、障害発生以前よりもパフォーマンスを向上させる事を目的としたリハビリを行います。
さらに、早期復帰を目指すための オスグッド専門整体により多くの方が早期復帰や今までにない症状の解消を体験しています。
①問診
②徒手検査、整形外科的テスト法に基づく検査
③身体の状態評価
④説明とプラン作成、質疑応答
⑤施術
高周波治療器(鎮痛、消炎、腫れの軽減を目的)
MCR機器(鎮痛、消炎、腫れの軽減を目的)
RICE処置(鎮痛、消炎、腫れの軽減を目的)
オスグッド専門整体
固定(テーピング、サポーター)
オーダーインソールの作成
セルフケアの指導(自宅での治療継続、予防方法)
生活リズムのアドバイス
⑥質疑応答
⑦ラインでのアフターフォロー
著者
Writer
家族構成:妻と息子2人の4人家族
保有資格:柔道整復師・健康運動実践指導者・社会福祉主事・柔道整復師臨床実習施設指導者・日本柔整外傷協会所属・ハワイ大学人体解剖実習プログラム受講(3回)
今後の目標:世界各地を見て回り、文化に触れること
コメント:座右の銘は「時間と命は有限である。だから今何をするのか?」です。
限りある時間をどのように過ごしていくのかを大切にしています。健康で楽しい生活を送るお手伝いをします。
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