『運動効果を高める３つのポイント』

『運動効果を高める３つのポイント』

体質改善や運動不足解消、またダイエットのためにと様々な目的で運動を行う方も多いのではないでしょうか。今回のはその様な方に向けて運動効果を高めるポイントをお伝えします。これを意識して運動を行う事で効果を飛躍的に高める事が可能です。

➀ 運動効果を高めるポイント（その１）

ポイントの１つ目は『ウォーミングアップを行う』です。内容は通常のストレッチなどの静的な身体を動かさないものではなく、『ダイナミックストレッチ』などの様な動的に身体を動かすといいです。

運動前にウォーミングアップを行い身体を温め、身体に血液を送り、心拍数を上げ、筋肉や関節の柔らかさを出していく事が出来ます。車で言うとアイドリングです。予め身体を温めておく事で、運動効果が上がります。

ウォーミングアップにダイナミックストレッチを行う事はケガの予防にもなります。逆に運動前にスタティックストレッチを行った場合はケガが増加するというデータもありますので、運動効果を高めるだけではなく、様々な面からもウォーミングアップにダイナミックストレッチがオススメです。

どのダイナミックストレッチが良いかと言いますと、これは何でも大丈夫です。普通に全身を動かす体操でもラジオ体操でも大丈夫です。全身まんべんなく動かす事を意識して５分程行うと良いです。

➁ 運動効果を高めるポイント（その２）

ポイントの２つ目は『速筋と遅筋の両方を使う』ということです。

筋肉には『速筋』と呼ばれる『瞬発力・パワー』を使う時に主に働く筋肉と

『遅筋』と呼ばれる『有酸素運動、持久系運動』を行う時に主に働く２つが存在します。

スポーツ選手で例えると速筋は陸上の１００ｍ選手、遅筋はマラソン選手というイメージ。

何故この両方の筋肉に刺激を入れた方が運動効果が高まるかというと、それぞれの働く効果が違うからになります。

速筋は瞬発力、パワーの時に働く筋肉ですので、刺激を入れて鍛える事で筋肉量が増えます。筋肉量が増えるという事は同じ運動をしていても消費カロリーが多くなります。

遅筋は有酸素運動、持久系運動の時に働く筋肉です。遅筋のエネルギー源となるのは脂肪。脂肪燃焼はつまりダイエットに繋がってきます。

ダイエットを目的に行う方でなくても、両方に刺激を入れた方が良いです。

遅筋の方は日常生活や仕事、ウォーキングなど使用する機会は比較的多いですが、速筋の方は普段使う事は余りありません。また年齢と共に衰えが目立ってしまうのも速筋となります。

ここ１・２年はコロナもあり遅筋を使う機会も減ってしまっているため、尚更両方の筋肉にしっかりと刺激を入れたほうがいいですね。

有酸素運動＋筋力トレーニング。これが運動する時の理想です。

➂ 運動効果を高めるポイント（その３）

ポイントの３つ目は『運動前にコーヒーを飲む』です。実は効果があります。

コーヒーには『カフェイン』が含まれていて、カフェインは『脂肪燃焼』効果があります。つまり運動前にコーヒーを飲むだけで脂肪燃焼効果が高くなりやすくなります。ブラックコーヒーで飲む事が前提です。

カフェインが含まれている飲み物は他にも『緑茶』があります。緑茶も同様に効果が出ますので、ブラックコーヒーが苦手という方はこちらで代用できます。

また摂取する時間としては運動１時間ぐらい前を目安。

運動中はコーヒーや緑茶ではなくお水を飲むとよいかと思います。

➃ 運動効果を下げるポイント

運動効果を高めるポイントを３つお伝えしましたが、逆に運動効果を下げてしまうポイントが３つあります。

・ウォーミングアップをせずに運動を開始。

・静的ストレッチ（スタティックストレッチ）を運動開始前に行う。

・速筋、遅筋に偏ったトレーニングを行う。

・運動前に甘い飲み物を飲む。

・運動中に水分が不足する。

以上に気をつけて運動したいものです。運動を行うのであればやはり効率の良い運動がいいですね。

➄ 運動効果を高めるポイントのまとめ

・運動前にウォーミングアップ。

・ウォーミングアップには動的ストレッチ（ダイナミックストレッチ）。

・速筋と遅筋の両方を鍛える。

・筋力トレーニング＋有酸素運動。

・運動開始１時間前にコーヒーを飲む。（緑茶でも可）

・運動中の水分摂取も大切