交通事故治療の豆知識(むち打ち症の痛みが続くのはどのくらい?痛みが引かないときの対処方法)
お役立ち情報
交通事故豆知識
交通事故治療の豆知識(むち打ち症の痛みが続くのはどのくらい?痛みが引かないときの対処方法)
交通事故の被害に遭い、整形外科・病院で頚椎捻挫・首の捻挫・ムチウチと診断され、治療を開始。
しかし、治療を受けても症状が緩和されない…。このようなお困りごとありますよね?むち打ち症の経過や治療期間についてや痛みが長引いてしまったときの対処方法を解説していきます。
◯むち打ち症の種類と症状
むち打ち症は、交通事故による強い衝撃で、首周辺の筋肉や靱帯や関節などの軟部組織が損傷することで痛みが出現します。交通事故でのむちうちには、様々な症状があり、5つの種類に分類します。
・頚椎捻挫型
むち打ち症になった方の多くがこの頚椎捻挫になります。首の捻挫の状態です。頸椎捻挫型では、首・肩・背中の凝りや痛みなどの症状が出現します。
バレー・ルー症状型
交通事故の衝撃が首の骨を通り越して、自律神経まで傷つけたときに出現します。身体の各部位に痺れを感じたり、力が入らないといった神経の症状が出ます。
脊髄症状型
脊髄まで損傷してしまうことで出現します。体に麻痺が残り、知覚障害や歩行障害などの症状が出現します。
脳髄液減少症
脳髄液減少症は、あまりみられない症状で、交通事故の衝撃によって、脳髄液が漏れだし、様々な症状があらわれます。主な症状は、全身の痛み、聴力・視力・味覚障害、倦怠感、自律神経症などです。
◯むち打ち症の痛みが続くのはいつまで?
むち打ち症には急性期・慢性期という症状の段階があり、それぞれで痛みの度合が変わります。
急性期
急性期は、交通事故にあった直後~1ヶ月の期間です。この時期は交通事故によって軟部組織が損傷し、炎症反応がみられる時期。特に炎症期間である3日〜1週間は痛みが酷く、この期間は患部を冷やして安静にしておくことが大切です。
慢性期
慢性期は、受傷から3ヶ月以降。慢性期になると、痛みもほとんど和らぎ、手技療法や運動療法がしっかり行えるようになります。
◯むち打ち症の治療について
むちうちの治療は「どこで治療したらいいの?」「治療をしても痛みが緩和しない。」という方もいます。
ここでは、茅ヶ崎市でのムチウチの通院先や痛みが引かないときの対処法について解説していきます。
ムチウチの通院先?
・病院・整形外科
病院・整形外科で治療をする場合、医師が診察をします。
治療内容は、レントゲンやMRIなどの検査、痛み止めや湿布の処方です。
・整骨院・接骨院
整骨院・接骨院で施術をする場合、柔道整復師が行います。
治療内容は、マッサージや整体や電気療法、牽引などの施術です。
ムチウチの痛みが引かないときの対処方法
「治療をしていても痛みが緩和しない…。」ムチウチにはそのような状態になることもあります。
そんなときは
・通院先を変更する(治療内容の変更や治療頻度の変更)
・併用して通院する(体に必要な治療を受ける)
という選択肢があります。
交通事故による怪我の治療は転院や併用して通院することが可能です。もしも、現在通っている通院先で満足のいく治療が受けられていない場合は、転院や2つの通院先を併用するのがおすすめ。この2つの選択肢には、どのようなメリットがあるのでしょう。
通院先を変更する(転院)
・自宅近くの通院先に変更することで、通院しやすくなる
・現在、受けている治療よりも効果的な治療を受けられる など
併用して通院する
・整形外科ではレントゲンをとって症状の状態を確認する
・整骨院では手を使ったマッサージや手技療法で痛みのある部分と影響する部分に直接的なアプローチを行うことができる。
このように、2つの方法を組み合わせることで、効果的な治療を受けることができます。
◯治療費や慰謝料に関して
交通事故による怪我で
どのような慰謝料があるのか?
仕事を休んでしまい、減給にならないか心配だ。
治療が長引いてしまい、いつまで加害者側の保険会社が補償を続けてくれるか不だ。
このようなお悩みを持つ方が多くいます。
交通事故のムチウチの慰謝料
交通事故にあった被害者は、入通院慰謝料と後遺障害慰謝料というものが補償されます。
入通院慰謝料
入通院慰謝料は、交通事故による怪我で、入院や通院をしたことによる精神的苦痛の対価としての補償。
後遺障害慰謝料
後遺障害慰謝料は、交通事故が原因の怪我で、後遺症が残ってしまったことによる精神的苦痛の対価の補償。
※後遺障害慰謝料は、交通事故が原因の怪我のうち、後遺障害の等級に該当するものにしか補償されません。
仕事に支障が出たら、休業損害を請求
交通事故による怪我で仕事に支障が出たとき(会社を休んだ、以前のように仕事ができず減収)は、休業損害という賠償金が補償されます。
休業損害を受け取ることができるのは…
・現在就労中の方、収入のある方
・専業主婦
※就職が内定している方や現在就活中の休業者は、休業損害の対象者として認められることもあります。
交通事故のムチウチの治療費の補償は、いつまで続く?
ムチウチの症状が緩和せず、治療が長引いてしまうこともありますよ。そんなとき、治療費はいつまで補償してくれるのでしょうか。
保険会社が支払いをしてくれる目安は…
・怪我の症状が完治
・怪我の症状がこれ以上の回復が見られないとき(=症状固定)
しかし、むち打ち症のような症状が完治・症状固定になる前に、保険会社が治療費の打ち切りを打診してくることもあります。
治療費の打ち切りを打診してくる期間は…
・打撲:1ヶ月
・むちうち:3ヶ月
・骨折:6ヶ月
治療費の打ち切りは、通院頻度の低さや治したいという意識の低さが原因になることもあります。治療をする際は完治させるためにしっかり治療を受けましょう。
◯むち打ち症が後遺症になってしまった
交通事故の怪我の治療を続けても症状が緩和されない時、「後遺症」が残ってしまう場合があります。後遺症になってしまったら治療費の補償は終了するため、被害者は自費で通院を続けることになります。
後遺障害等級が認定されると後遺障害慰謝料の補償も受けることができます。医師に「症状固定」と診断され、後遺症になってしまった場合は、後遺障害等級認定の申請を行います。
後遺障害等級認定を申請を行う
後遺障害等級とは、後遺障害に1〜14級までの等級が認定されたものです。1級が最も重い症状となり、14級が最も軽い症状でです。
後遺障害等級が認定されると、等級に応じて後遺障害慰謝料の補償を受けることができます。後遺障害慰謝料の金額は、症状が重くなるにつれて増額します。
後遺障害等級認定の申請方法は、2つあります。
加害者請求
加害者請求は、後遺障害等級認定の申請手続きを、加害者側の任意保険会社に任せる方法。被害者がすべきことは、病院で取得した後遺障害診断書を、加害者側の任意保険会社に提出するだけです。
加害者請求を行うことによって、被害者は手続きの手間を省けます。しかし、加害者側の保険会社に全て任せるため、どのような内容で手続をしているのか、被害者は知ることができません。後遺障害慰謝料の支払いを行うのは、加害者側の保険会社になります。したがって、被害者に対して有利になるような手続きを行ってくれるとは限りません。
被害者請求
被害者請求は、加害者側の自賠責保険会社に対して、後遺障害等級認定の申請手続きを被害者本人が行う方法です。被害者は手続きに必要な書類を自分で集め、加害者側の自賠責保険会社に送ります。
加害者請求に比べると手間がかかりますが、被害者自身が内容を理解・納得しながら手続きを進めることができます。また、必要書類の他に、被害者にとって有利になるような書類を付け足せます。
◯むち打ち症の痛みは、約3日~1週間継続する
むち打ち症の痛みが酷い期間は、3日~1週間の急性期の間がほとんどです。治療を続けていて症状が緩和されない場合は、転院や2つの通院先を併用すると効果的です。
著者 Writer
- 院長:原 文四郎(はら ぶんしろう)
- 出身地:静岡県伊豆の国市生まれ
家族構成:妻と息子2人の4人家族
保有資格:柔道整復師・健康運動実践指導者・社会福祉主事・柔道整復師臨床実習施設指導者・日本柔整外傷協会所属・ハワイ大学人体解剖実習プログラム受講(3回)
今後の目標:世界各地を見て回り、文化に触れること
コメント:座右の銘は「時間と命は有限である。だから今何をするのか?」です。
限りある時間をどのように過ごしていくのかを大切にしています。健康で楽しい生活を送るお手伝いをします。
当院のご紹介 About us
- 院名:チガサキ整骨院
- 住所:〒253-0043 神奈川県茅ヶ崎市元町9-27元町ハウス102号室
- 最寄:茅ヶ崎駅 北口 徒歩4分
- 駐車場:駐輪場あり 茅ヶ崎駅周辺コインパーキング、近隣コインパーキングをご利用ください。
-
受付時間 月 火 水 木 金 土 日 10:00〜
13:00● ● ● ● 10:00~
15:00- 15:00〜
20:00● ● ● ● - - - 定休日:日曜、祝祭日、水曜日 予約制(直前の予約も可能) 時間外は要相談・要予約
【公式】チガサキ整骨院公式SNSアカウント チガサキ整骨院では公式SNSアカウントを運用中!
【公式】チガサキ整骨院公式SNSアカウント チガサキ整骨院では公式SNSアカウントを運用中!
【公式】チガサキ整骨院
公式SMSフォローお願いします!
- 新しいサービスなどのご案内をしています
- 症状ケア方法についてのコラムを掲載しています
- 施術方法についてご紹介しています